台湾旅行記(3/6)

再び雨が降り始めた.

次の目的地に向けて,霧の中のドライブ.

道は山道で曲がりくねっています.

対向車は少ないが,たまに来るし視界はこの有り様.

遠回りでも,高速道路を使って山を迂回した方が良かったのではと正直思いましたが,時折見える亜熱帯の山の風景は日本とも違うし,スリリングでちょっと楽しい.

正確な時間は見ていませんでしたが,小1時間程山道を走り,目的地に近づいた頃には雨は上がっていました.一緒に旅をした相方は完全に車酔い.私もちょっとだけ気持ち悪くなりました.

ナビが目的地を告げるも,周りには何も見当たりません.

山を抜ける道の途中・・・ドライバーの陳さんも心配気.

歩いて探すので路肩に止めて待っていてくれるようにお願いし,40分くらいで戻ると伝えました.

道路脇の舗装のない細い道を前進.

目的地を示す看板を発見.

・・・木の根本に転がっていました.

目的地の名は「少少原始感覚研究所」.

ちょっとばかりカルトっぽいネーミングで,雑誌で見ていたものの,その解説は抽象的で得体の知れない怪しい施設でした.

その謎さにときめきつつ,とにかく前進.

そして,ピンクのおじさんに出会いました.

施設の関係者っぽいので,取り敢えず話しかけます.

山の主でした.

最初に日本からの観光客だと伝えため,台湾は何度目かと尋ねられました.

初めて来たこと伝えると初めでここに来たのかと驚いていました.

確かに観光地としてはマニアック過ぎる.

建築家であることを伝えると,山の上の景色が良いから見に行くことを勧められました.

なんでもそこにガラクタで家を作っているそうです.

その前に,直ぐ脇にあった目的の建物を見学.

少少原始感覚研究所

案内してくれるピンクの林(Lin)さん

この建物はかなり良かった.
農業用のネットを使った質素な造りであるが,自然環境との距離感が良く,木陰のようでもあり,洞穴ようでもある.光や影が美しく,心地良く風が抜ける.
テントと建築の間のような空間でした.

そしてLinさんに連れられプチ登山の開始.

初台湾を満喫

しばらく登ると小さな集落がありました.
これが不思議な集落で,台湾人だけではなくカナダ人やオランダ人,日本人の彫刻家も住んでいるそうです.どうやらクリエイターやアーティストが多いらしい.オリンピックの金メダリストも住んでいるとのこと.

最初に案内された家で妹さんを紹介されました.

広いデッキのついた素敵な家でした.

そして,ガラクタの家.空き瓶や壊れた冷蔵庫が材料となっています.

ドームの中にはLinさんが描いた絵が飾ってありました.

ここは景色が良い.

空気が澄んでいました.

台湾についてからPM2.5のせいか鼻水と目の痒みに苦しんでいましたが,ここに来たら治りました.

標高の高い所で育てているというお茶を頂きました.とても美味しかったです.

不便ではありますが,環境が良く,ここに移り住む人の気持ちも分かる気がしました.