台湾旅行記(2/6)

2日目は朝食を路面店で調達するための散歩から始まりました.

宿の部屋の前には,朝食を取るのにちょうど良いバルコニーがあった為です.

宿泊した宿「THE DOOR INN」

1日目に泊まった宿は古いビルをリノベーションしたものです.
小さなギャラリーのような設えで,なかなか雰囲気が良かったです.

もともとあった建物であるから当然景観にも馴染んでいるし,建設コストが抑えられる為か,宿泊費も安い.

小振りなドミトリーは街との距離が近く,街の気配を感じながら過ごせるのが良かったです.

宿から出たところで沢山の犬に遭遇.

台湾は犬が多い気がします.原付に飼主と一緒に乗っている風景などをちらほら見ました.散歩中でも基本的にリードがついていないので最初の内は野良犬かと警戒するも,あとからおじさんがついて来たり. 遭遇したのは飼い犬ばかりだと思いますが(多分・・・)

二日目はもともとレンタカーを借りる予定でした.

台湾での運転に必要な免許証の中国語翻訳も準備していたが,直前だった為か,野球の国際試合の影響か,希望する形でレンタカーを借りられなかった為,結局タクシーをチャーターしました.

というのも,台北からさらに東に移動し,南に下った九份ではなく,逆に北上した新北市金山区の山の上にある墓地を訪れたいと考えていた為です.

目的はポルトガルの巨匠アルヴァロ・シザ設計のChia ching mausoleum

向かう途中,雨が降ってきました.

雨の日でも建築に到着すると雨が止むというのがいつものパターン・・・

台湾でもそのジンクスは有効でした.

Chia ching mausoleum/Alvaro Siza

予想外だったのは,この建物は個人の墓で見学が不可だということ・・・大き過ぎではないか?てっきりパブリックなスペースであるとばかり思っていました.

どうやら,台湾の墓は死後の家という位置付けにあるのか,大きいものが多いようです.そのなかでも抜きん出て大きかったわけですが・・・

 

二日目は移動がなかなか大変になった為,運転手がつくタクシーチャーターは正解でした.結果的に体力的な面で非常に助かったし,周りの風景を見る余裕も生まれました.

また,運転手の陳さんは日本語も英語も話せなかったのですが,Google翻訳を使って一生懸命にコミュニケーションを取ってくれたし,墓地の管理人と掛け合ってくれるなどとても親切でした.

到着した時には,この墓地には歌手のテレサ・テンの墓があるから後で見ると良いと教えてくれたりもしました.

テレサ・テンについては名前を知ってるくらいで然程興味もなかったのですが,せっかく教えて頂いたので見に行くつもりでした.

しかし,シザが見れないことを知ったショックで,すっかり忘れて結局見ずに出発してしまった・・・

次なる目的地は山の反対側. Google Mapのナビゲーションは山越えルート.

車酔いとの戦いが始まるのでした.

つづく