岐阜の建築紹介まとめ

AALの所在地でもある岐阜県には多くの魅力的な建築があります.
もっと多くの人に知って頂き,楽しんで頂けるようここに紹介させて頂きます.
最下部に各建築の位置をプロットしたGoogleMapもありますので訪れる際の参考にして頂ければ幸いです.

※ 随時更新予定です.


建築リスト

1. みんなの森 メディアコスモス / 伊東豊雄
2. 瞑想の森 市営斎場 / 伊東豊雄
3. テクノプラザ本館 / リチャード・ロジャース
4. 長良川国際会議場 / 安藤忠雄
5. 古今伝授の里フィールドミュージアム / 瀧光夫
6. セラミックパークMINO / 磯崎新
7. 多治見モザイクタイルミュージアム / 藤森照信
8. 藤村記念館 / 谷口吉郎
9. すや本店 / 白井昱磨
10. meet tree / 成瀬・猪熊建築設計事務所
11. 後藤昭夫藝術館 / 杉下均
12. 本町BASE / 大建met
13. カフェ・フランドル / 中村好文


1 みんなの森 ぎふメディアコスモス


設計:伊東豊雄 竣工:2015年
所在地:岐阜市司町40番地5
開館時間:9:00~20:00 
休館日:毎月最終火曜日・年末年始

岐阜市の中央図書館・市民活動交流センター・多文化交流プラザ・ギャラリー等からなる複合文化施設です.
いつも多くの人に利用されており,賑わっています.
三次元曲面の木架構天井とグローブと呼ばれる傘状の明かり取りがつくる大空間が圧巻です.

2 瞑想の森 市営斎場


設計:伊東豊雄 竣工:2006年
所在地:各務原市那加扇平2-5
開館時間:8:30~17:15 休館日:1月1日・友引の日
※内部見学可能

各務原市の火葬場です.ゲゲゲの鬼太郎に出てくる妖怪いったんもめんのような三次元曲面の屋根が特徴的です.
内部は床と壁を曲面でシームレスにつなぐ等の工夫もあって,柔らかく穏やかな空間です.
火葬の際には,その過程で来た道を引き返さない平面計画となっており,別れの場として相応しい癒しの建築となっています.
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3 テクノプラザ(本館)


設計:リチャード・ロジャース 竣工:1998年
所在地:各務原市テクノプラザ1丁目1
休業日:日曜・祝日・年末年始 図書資料室開室時間:9:00〜17:00
※内部見学可能

IT関連の次世代ものづくりを支援する施設で,丘陵地帯の地形と一体化するような緑に覆われた建築です.
ハイテック建築と言われる近未来的な様式ですが,
図書資料室の窓際などは,緑が近くなかなか居心地の良いスペースになっています.
周辺のその他の関連施設も有名建築家が手掛けており,見応えがあります.

4 長良川国際会議場

設計:安藤忠雄 竣工:1995年
所在地:岐阜市長良福光2695-2
※内部見学可能

階段状の屋上庭園と,ユニークな卵状の会議室が外観を特徴づけています.
水盤の上を走るスロープや,屋上の4つのガラスボックスから光の降り注ぐギャラリーホールなど
安藤建築らしい見所が多くあります.屋上からは長良川や金華山が望め,気候が良ければ景色を楽みながら過ごせる場所となっています.

5 古今伝授の里フィールドミュージアム


設計:瀧光夫 竣工:1993年
所在地:郡上市大和町牧912-1

清流と山々の緑が美しい郡上市にある和歌と歴史のミュージアムです.
雁行しながら連続する窓が魅力的な和歌文学館は,リズミカルで楽しく,風景を大胆に取り入れた心地の良い空間となっています.
その他に,池に浮かぶガラス張りのレストランや,茶室など,意匠の異なる複数の建築が分散して配されており,
自然を感じながら散策することができます.
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6 セラミックパークMINO


設計:磯崎新 竣工:2002年
所在地:多治見市東町4丁目2-5

美濃焼で知られる多治見市の美術館・イベントホール。国際会議場等からなる複合施設です.
陶器の展示物を保護する為,特殊な吊り免震構造を採用しています.
高低差のある地形を活かした立体的な構成がダイナミックな風景をつくっています.

7 多治見市モザイクタイルミュージアム


設計:藤森照信 竣工:2016年
所在地:多治見市笠原町2082-5

小山のような可愛らしい外観が特徴的なタイルのミュージアムです.
訪れてみると意外と小さく思われるかもしれませんが,藤森さんらしいチャーミングなディテールが楽しい空間となっています.

8 藤村記念館


設計:谷口吉郎 竣工:1947年
所在地:中津川市馬籠4256-1

宿場町の景観を残す馬籠にある,島崎藤村の作品を展示する文学館です.
外観からは意外性が強いですが,モダニズム建築の名手,谷口吉郎の設計です.
山奥のこの地で,住民の手で作れる形として設計されました.
意匠は伝統的ですが,空間構成は現代的でドラマティックなものとなっています.

9 すや本店


設計:白井昱磨 竣工:1985年(改築)
所在地:
中津川市新町2-40

中津川の銘菓 栗きんとんの老舗,すやの本店.
栗材と石をふんだんに使った重厚な質感の建築です.
左側の入り口から入って,商品を見て買って,右側から出るという合理的な動線計画が店構えに個性を与えています.
また,曲がりくねったショーケースや燃えるように光る銘板など,古めかしくも新しい,遊び心あるディテールが多く,見所が満載です.

10 meet tree


設計:成瀬・猪熊建築設計事務所 竣工:2021年
所在地:中津川市新町4-19

木曽檜の精油を使用したコスメの販売店,カフェ,ネイルサロンからなる店舗.
檜のCLT(直行集成板)を屋根や什器に用いており,開放的で爽やかな空間となっています.
栗のシーズンには豪華な栗のスウィーツが楽しめます.
すや本店と同じ通りで近いので合わせてみるのがおすすめ.

11 後藤昭夫藝術館


設計:杉下均 竣工:2021年
所在地:関市円保通二丁目4-23
※展覧会期間・開館時間 
要確認

元関市長で芸術家の後藤昭夫の作品を展示する小さな美術館兼オーナーの母の家.
街並みに馴染む軒の低い切り妻屋根の外観とは裏腹に内部は天井高さのある大空間.
砂利を踏み締める音が空間に響き,空間が無闇に歩き回ることを拒むかのよう.
芸術鑑賞に相応しい静寂と心地よい緊張感をもたらしてくれます.
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12 本町BASE


設計:大建met  竣工:2020年
所在地:関市本町6丁目4-1
※不定休

商店街において「にぎわい横丁整備事業」として,令和6年3月までの社会実験として建設されました.
コーヒースタンド,シェアキッチン,起業を支援するチャレンジショップなどで構成される街づくり拠点で,とてもよく活用されています.
大建metが関市にリースをし,市が市民にサブリースをするという運営となっています.
深い軒と大きく開放できる窓が気持ち良く,小さな公園のような雰囲気です.
解体・移築が容易な工法でつくられているそうです.

13 カフェ・フランドル


設計:中村好文 竣工:2001年
所在地:不破郡垂井町767-1

光の取り入れ方,ディテールに遊び心が感じられる小さな詩的で居心地の良い建築です.
カフェ・バッハの田口氏に師事されたオーナーの淹れるコーヒーは絶品.
イエメン・モカ・ハラーズという銘柄が気に入って豆も買いましたが,
自分ではどうも後味に広がる香りを引き出し切れない…
珈琲の奥深さを実感できます.

 

岐阜建築MAP