北欧旅行記 Day 2 (1/2)

フィンランド二日目はヘルシンキのアアルト建築を見て回る計画です.
ヘルシンキのアアルト建築と言えば,アアルト自邸とアアルトスタジオが筆頭に挙げられるでしょう.
この二つは事前に予約が必要であり,日時の指定があるためこれを前提として旅の予定を決めていました.

先ずは朝食.
ホテル(Scadic Grand Central Helsinki)のカフェスペースはなかなか良い雰囲気です.

そこそこ広さがあって色んな席がありますが,インナーテラスの席が気持ちが良くておすすめです.

古い外壁と増築されたガラスファサードの間の空間は屋外のような雰囲気.

料理はビュッフェスタイルで,悪くないクオリティでした.
後で分かることですが,各地にあるScandic Hotelでメニューが共通となっているようです.
総じてコスパが良く,無難な選択肢だと思います.
FinAirで飲んだブルーベリージュースが美味しかった為,
ビュッフェに置いてあると嬉しくなって手が伸びますが,FinAirの方が好印象.
しかし,やはり定番なんですね.

朝食をとった後は,メトロを利用しヘルシンキに隣接する都市エスポーに向かいます.
目的はアアルト大学とオタニエミ礼拝堂で,午前中にこれらを見て回る計画です.
しかし,この目論見は大きく外れます.

アアルト大学駅を降りるとすぐにアアルト大学の敷地に出ます.
キャンパスの大部分がアアルトによる設計です.

アアルト大学/アルヴァ・アアルト

公園のような気持ちの良いキャンパスですが,
アアルト大学は休校しており,学生もおらず内部を見ることは叶いませんでした.ホールの内部が見れたら良いなと思っていましたが残念.
…夏休みかな?

ちなみにここも鴨の糞が酷いところがあって,歩くのに気を使いました.

アアルト大学から少々歩いた森の中に第二の目的地,オタニエミ礼拝堂があります.
これは学生の寄付によって建てられた質素な礼拝堂ですが,明快な構成の内部区間に架構が浮かび,光が差す様子が美しい建築…

のはずでした.

先入観がありました.
礼拝堂は土日も開いているものだと思っていました.


旅の前に訪れる建築のリストをつくり,ネットでざっくり検索した情報を載せていましたが,ここに関しては開放されている日時が出てこず,メモは空欄のまま…

入り口に張り紙がありました.
開放日は平日,電話による予約が必要となるようです.

オタニエミ礼拝堂

訪れたのは土曜日,開いてない…
相方が電話をかけてみます.
今日,今から見れないか→×

しばらく考え,予定を変更し,翌日ならば見ることができるのではと思い,今度は私が電話…
回答は「Impossible.」

見学予定の建築の数が多く,動きも流動的になることを想定していたので,一部の建築は下調べが甘くなっていました.

1日目に予約が入れることが出来ていれば…
英語やフィンランド語でも調べていたら違ったかもしれませんね.

肩を落としてヘルシンキに戻るバス停へ.

またフィンランドを訪ねる理由が一つ出来ましたね.笑

(続く)