北欧旅行記 Day9 (2/3)

電車に乗り,クランペンボー[Klampenborg]へ向かいます.
しかし,ダイヤの乱れなのか何なのか,直通電車のはずの電車が途中で止まってしまいました.
そこから乗り継ぎの電車もなかなか来ず…

いつ来るのか分からない電車を長く待って,ようやく来た電車に乗ったものの,なんとクランペンボー駅をスキップする電車でした.

その事実に気づき慌てて降りたところ,電車の利用に必要なICカードを車内に落としていることが発覚.
急いで戻ると親切な若いお兄さんが見つけてくれていて手渡してくださいました.
発車ぎりぎりで再び降車.
助かりました. ありがとう.

改めてルートを検索すると電車で引き返すよりも,バスと徒歩の組み合わせで向かうのが早そうでした.
入り組んだ住宅地の中を進み,オードロップゴー美術館[Ordrupgaard Museum]を目指します.


道中の住宅地では,小径の丸太を重ねた塀を多く見かけました.

日本では見ないものですが,これか垣根で宅地が区切られていたため,自然な統一感がありました.
落ち着いた雰囲気です.

住宅地を抜けると森が人がっています.
その木々の合間にオードロップゴー美術館は現れました.

最初に目にするのはコレクションを形成したウィルヘレム・ハンセン氏の邸宅です.
オードロップゴー美術館はハンセン氏の死後にコレクションと邸宅が国に寄贈され,美術館として一般に公開されたものです.

Ordrupgaard Museum

さらに,2005年にザハ・ハディド設計の新館が増築されています.
新館でチケットを買いますが,ルイジアナ美術館でゆっくりし過ぎたことと,移動のトラブルで閉館時間が迫ってきていました.

オードロップゴー美術館を訪れた真の目的は,もともと美術館の隣地に建っており,美術館の一部となったフィン・ユール邸の見学です.
フィン・ユールはハンス・J・ウェグナー,ヤコブセンと並ぶ,デンマークの近代家具デザインの巨匠です.
その自邸は高山にコピーが建設されるなど,評価の高いもので,デンマークを訪れる際には絶対に見学したいと考えていました.

時間をかけて見学をしたいので,美術館の展示は後回しとし,先にフィン・ユール邸に向かいました.

Fin Juhl hus

ザハの新館から一度出て,裏側に周ると,白い可愛らしい住宅が現れます.
建物の裏側からのアプローチになるので,さらに表側の入り口に回り込みます.

大枠はL型の平面の建物ですが,魅力的な開口部が設けられた,居心地の良い窓際が多くあり,置かれた家具の魅力も相まってとても素敵な空間となっていました.

写真は,また別にまとめます.
素朴ながらも巧みな住宅建築の魅力を確かめることが出来ました.
訪れられて本当に良かった.

フィン・ユール邸の見学後は,駆け足でザハ新館を見学.
旧館には辿り着きませんでした.

しかし,目的は達成され,期待した以上の体験が得られました.大満足です.
美術館を後にし,再びバスに乗り,感動を噛み締めつつクランペンボー駅方面に向かいました.

つづく