連休を利用して台湾へ旅行に行きました.
以前に見た建築専門誌a+uの台湾特集が非常に魅力的な建築作品で溢れていたため,時間が出来たら見に行こうと考えていました.
台湾では国際コンペによって選ばれた世界中の著名建築家の計画が各地で進む他,日本の建築家の力の入った作品も日本では中々実現しないであろう提案の純度をもって完成しています.
また,地元の建築家達も,地域性を活かした魅力的な建築を多く生み出しています.
台湾は親日国であり,距離も近く,日本からの観光客も多く比較的身近な異国であると言えめすが,建築を取り巻く状況は大きく異なります.
台湾の人々の大らかさや社会の前向きな雰囲気が,誌面の建築にも現れているような気がして,それを確かめてみたいと思いました.
大まかな計画は,二泊三日で1日目の午前中に桃園空港到着.新幹線を利用して台中へ向かい,午後から台中の建築を見学.夜に台北に移動.翌朝から台北から北東の新北市金山区まで移動して,再び台北市街地へ戻ってくるというもの.
台湾の新幹線はとても安い.台北-桃園-台中間は2000〜2500円くらいで移動出来ました.
気軽に利用出来るのが嬉しい.
台北で最初に訪れたのは菩薩寺.コンクリートで出来た都市型の建築物であるがご覧の通り,緑に覆われている.水盤や陰影が魅力的な自然の要素を多く取り入れたブルータルな建築でした.
ノーマークでしたが,隣の建物もかなり魅力的な設計です.
予定より長居をし,見学後もタクシーを見つけるのに苦戦.
何とか捕まえたタクシー運転手にその頃に火事で焼けてしまった首里城は台湾の檜で作られていることを教わりました.台湾でもニュースで取り上げてられていました.
台中国家歌劇院へ着く頃には日が暮れかかっていました.
カテノイドの3次元曲面が建物全体を形成していることが断面にも現れています.
凄い…
内部も洞窟のようで面白い体験でした.
暗くなるまで滞在し,台北の宿へ向かいました.
チェックインは21:00過ぎとなりすっかり遅くなってしまった.宿は”THE DOOR INN”というドミトリー.
夕食は夜市の屋台へ.遅くまで賑わっています.
屋台飯には当たり外れがあるかもしれませんが,食べた料理はどれも美味しかったです.
台湾は治安も良く,夜の街も気軽に歩ける.しかし,疲れていたので軽く散策し,フルーツを買って宿へと戻ることにしました.
台湾のパイナップルは酸味が控えめで,芯が柔らかいためとても食べ易かったらです.
脂っぽい食事の間にリフレッシュの為につまむに丁度良いと思いました.
続く